当院の小児歯科

歯医者が嫌いなお子さまの多くは、歯医者は怖いところだと考えているようですが、その怖さの原因の一つが「痛み」にあります。大人の方でも痛みが嫌で歯医者に通えない方がいらっしゃいますから、お子さまが嫌がるのは無理もないことです。そこで当院では、なるべく痛みを感じさせない、痛みの少ない治療をご提供しています。

治療中の痛みを抑えるために麻酔を使用しますが、この麻酔注射が痛くて怖いというお子さまがいらっしゃいます。そのため、麻酔注射を打つときは、痛みをできるだけ感じさせない工夫をしています。

例えば、麻酔注射の針を刺すときの痛みを軽減するため、歯ぐきには表面麻酔を塗ります。歯ぐきの表面に麻酔をかけた状態にし、針を刺したときの痛みをほとんど感じさせません。また、麻酔注射の針は極細のものを使用。針は、細ければ細いほど痛みを感じにくくなるので、当院では日本で手に入る一番細い針を採用しています。さらに注射器は電動注射器を使います。コンピューター制御で麻酔液の注入速度を一定に保ち、注射を打つときの痛みや不快感を軽減できます。

このように、当院では麻酔注射の打ち方を工夫することで、お子さまでも嫌がらずに治療に臨めるようにしています。

歯医者に慣れていないお子さまが苦手意識を持たないように、スタッフ全員で楽しい雰囲気作りを心掛けております。院長も小さな子どもを持つ父親として、お子さまとのコミュニケーションの取り方にも慣れておりますので、どうぞお任せください。

また、緊急性がある場合をのぞいて、無理やり治療することはありません。診療室では治療器具を見せたり、触ってもらったりしながら何をするのかを丁寧に説明し、お子さま自身が納得してから治療を始めるようにしています。納得してもらえない場合は何度も通っていただいてトレーニングを重ね、治療ができるようにしています。

はじめは泣いて診療台にも乗れなかったお子さまが、トレーニングを重ねることで自分から診療台に座り、自分から口を開けて、治療ができるようになってきます。診療室は全て個室としていますので、治療中は親御さまもご兄弟も一緒に入っていただけます。治療ができるようになるお子さまの姿を、ぜひ見守ってあげてください。